今から始める個人年金
その他知っておきたい個人年金の知識
個人年金の利率について
個人年金を考える場合「予定利率」という利率がとても重要です。保険会社は加入者が納めた保険料を財源として将来支払う年金のために運用しています。この際、保険会社は事前に一定の運用益を見込んで、その分の保険料を割引いています。この割引された利率が予定利率のことです。予定利率が高いと安い保険料でも高い年金額を受取ることができます。
この予定利率は、バブル経済崩壊後の1990年代後半の5.5%から現在では大幅に下がって1.5% 程度となっています。さらに解約返戻金の額が高いものが基本のようです。
バブル崩壊前の高い予定利率の保険は、かなりお得な保険でお宝保険と呼ばれています。このような保険は現在の利率と関係なく当時の高い利率で運用され、それが保険会社に大きな負担となっており、バブル経済崩壊後多くの保険会社が破綻した理由はそこにあると言われています。
それでは、予定利率と金利の関係を考えてみます。金利があがればおのずと予定利率も上がるのでは?と勘違いしやすいのですが金利と予定利率は比例しません。仮に今金利があがったとしても、契約時に利率変動型のものにしない限り予定利率は保険契約時の利率が適応されますので変りません。
それでは予定利率が低い時に契約した保険は損をしているのかというとそうでもありません。個人年金には保険契約から5年ごとに配当金が付くものが多いのですが、それはつまり予定利率は契約時のままですが、社会情勢に応じて運用した結果利益が出たらその分が配当されるという内容です。安易に高利率の商品が出たからといってすぐに乗り換えるのではなく、解約返戻金の額や配当金などを検討して、じっくり考える方が得策です。